「ダメ上司」のような教育をしていませんか?

アルバイトや会社員としてどこかに勤務をした経験がある人ならば、一度くらいは「ダメ上司」にあたった経験があるのではないかと思います。

いわゆる「ダメ上司」とされる人にありがちなのが「無関心または過干渉」「自分のやり方を押し付けてそれ以外の方法は認めない」「重要な責任を求められる場面では逃げる」「仕事の指示方針がコロコロ変わる」「その日の気分で突然怒ったり褒めたりする」といったようなことです。

これらの特性はそっくりそのまま子育てにも当てはまります。
親子の関係でも上司部下の関係でも、基本的な構造は権力がある人間が権力のない人間の行動を支配するという点で一致しています。

そうした力関係の構図が一定である場合、上の立場の人というのはどうしても自分の価値観を優先させてしまい客観的にその行動を評価することができません。

まず子育てにおいて子供の能力を伸ばしてあげたいと考えるなら、自分のやりかたや価値観にこだわりそれを押し付けるようなことをしていないか、都度自省していくという検挙な姿勢を心がけるようにしましょう。

手助けをするならできるだけ最小限にとどめましょう

特に学生時代に非常に成績が優秀であったり、社会人になってからもバリバリ働くことができていた人が親になったときにありがちなのが「子供に任せることが苦手」ということです。

仕事に置き換えてみればわかりやすいでしょうが、何か作業を部下に任せるとき部下が不慣れでもたもたとしてしまっていると「自分でやった方が早い」とばかりに途中で割り込み、ぱぱっとあっという間に仕事を片づけてしまったりします。

またそうした仕事の遅い部下に対して、どういった手順で何をすればよいかを細かく指示し、その通りの手順を取っていないことがわかると激しく叱責するというようなこともよくあります。

しかし子育てにおいてはそうした一方的な価値観や方法論の押し付けは、子供から自発的に考えて行動する思考を奪い、「余計なことを言うより言われたことだけをしていよう」という指示待ちの性格を作り出してしまいます。

こんなに自分は熱心に子供と関わり、積極的に教育をしているのに子供の自立心が育たないという悩みがある人の大半は、多少なりともこうした無意識的な押し付けをしていたりします。

子供というのは「できて当然」のことを任されるよりも、「頑張ればできるかもしれない」くらいのギリギリのラインのことをこなした時の方が大きく精神的に成長するものです。

最初はイライラするかもしれませんが、親だからこそ自分で何かやろうとしている子供の行動をじっくり見守り手助けや助言は必要最低限にとどめておくようにしましょう。