1人っ子家庭と2人以上の子供がいる家庭の違い

少子化の原因は、晩婚化や非婚化など子供を作らない人が増えたことばかりではありません。
現在後期高齢者世代の人が若い時期には、一つの家庭にいる兄弟の数が5~7人いるようなところも珍しくありませんでした。

それが経済的な問題や住宅の問題などで結婚をしても子供は1人だけにするという家庭も多く、3人家族家庭も全く珍しくない存在となっています。

その一方で「結婚するなら子供は複数欲しい」と2人め、3人めを積極的に出産する人たちもいます。
この1人っ子か2人以上かということは単純な数の問題ではなく、その家庭で子供が育っていく上での生育過程に大きな影響を与えます。

実際に2人以上の子供を出産した家庭に尋ねてみても、「1人だけのときより楽に育てられた」というような話がよく聞かれます。

確かに1人よりも2人になることで食費や被服費など生活にかかる費用は多くかかりますが、だからといって子育てにかかる手間も単純に2倍になるということはありません。

良い意味で子育て全体にかかる手間を手抜きすることができるようになるのが2人め以降の子育てなので、2人めを作ろうかどうか悩んでいる夫婦にこそ経験者の話を参考にしてもらいたいです。

2人めの子でできてくる「諦め」

初めての子供ができたときというのは「大切にしなきゃ」「きちんと育てなきゃ」といった気合が先立ってしまうため、何かと完璧を求めてしまいがちです。

しかし2人めになると一度経験したことをもう一度なぞることになることからある程度加減というものがわかっており、どこまでならして大丈夫かどうかを感覚的に理解することができます。

わかりやすい例としては、子供が泣き出した時に「すぐに泣き止ませなきゃ」というような気持ちが薄くなり「この泣き方ならまあ大丈夫かな」とか「もう少し泣かせて疲れさせたらすぐ寝てくれるかな」といった打算ができるようになります。

子育て未経験者の人からは非難されそうですが、子供というのはそもそも泣くことでしか感情表現ができないので、泣くことも一つのストレス解消や運動の一つになっていたりします。
ですので気持ちよく泣かせてあげるということもまた子育てとしては正しいのです。

同じようなことに「着ているものが汚れてもすぐに着替えさせなくてもよいかと思う」「細かく写真や動画にしておかなくてもよいと思える」などある意味「諦め」に似た気持ちが出てきます。

これは何も1人めよりも2人めの子供への気持ちが薄くなるということではなく、子育てが上手になったということを示すものです。
何より子育ては全体的に「思った通りにはいかない」ということを理解できるという意味で、複数の子供を持つということには大きな意味があると言えます。