兄弟喧嘩が絶えない家庭でとるべき対応
子供がたくさんいる賑やかな家庭というのは周囲からは憧れられるものですが、その賑やかさは時として手に余るほどのものになってしまいます。
年の近い兄弟姉妹がいる家庭では、ちょっとしたことでケンカが発生しやすく、片方が大泣きをするまで続けられるというようなことも珍しくありません。
親としては「喧嘩するほど仲が良い」とできるだけ子供同士での解決ができるように見守ってあげたいところですが、兄弟姉妹の性格的に片方の力関係ばかりが大きくなってしまうとそれはお互いの精神面によくない影響を与えてしまうことになります。
よくあるのが見守るべき立場の保護者が特定の子供ばかりをえこひいきして、それぞれの言い分も聞かずに一方的に責任を負わせるといった方法です。
「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから我慢しなさい!」やその逆の「お兄ちゃん(お姉ちゃん)みたいにできないの!」といったような言い方は、何気なく使ってしまうものながら子供心を大きく傷つけてしまうものです。
基本的には親としてはあまり兄弟喧嘩には介入せず子供同士で解決できるように見守ってあげるのがよいのですが、例えばその方法が暴力的になりすぎていたり、片方を力で押さえつけようとするようなものである場合にはしっかりジャッジをして公平に裁きをするということが大切になります。
親が介入するべきケースとは
兄弟姉妹のケンカにおいて、両親が速やかにかつ積極的に介入すべきケースがいくつかあります。
まずその最たるものとして「怪我の可能性のある暴力が始まったとき」です。
男の子の場合未就学児でも年長さんくらいになるとかなり体格もよく、力が強くなる子もいます。
そうした子が2~3歳離れた兄弟姉妹に本気で暴力をふるってしまった場合、簡単に怪我が起こってしまいます。
実際ケンカが大きくなって流血騒ぎになったり、腕が外れる、頭を強くぶつけて具合を悪くするといったような事例は小児科でも多く見られます。
過度な暴力が始まったら絶対にケンカはその場で止め、特におもちゃなど武器を使って相手を傷つけようとした場合には強く叱るようにする必要があります。
またケンカの原因が片方のウソやインチキによるものである場合も厳しく裁く必要があります。
子供は大人が思っているよりもずる賢いもので、こっそり自分の特になるようにものを隠したり、人のものを盗んだりしてしまいます。
そうしたときにやり得をさせてしまうと、それを成功体験として次回以降も同じようにズルをして得をしようとするクセがついてしまいます。
その場合もきちんと親は双方の言い分を聞き、客観的に公平であると思える方法で仲裁をするようにしましょう。